床の塗料選びは用途にあわせて選ぼう!種類と特徴

工場や作業現場などの床は、塗装することで見た目だけではなく耐久性や耐熱性、耐油性などさまざまな効果を加えることが可能です。どのような効果を期待するかによって、選ぶ塗料は異なります。

今回は、床に適した塗料の種類や特徴、塗装工事の注意点などを解説します。

床に適した塗料の種類と特徴

床の塗装で主に使用される塗料の種類と特徴を紹介します。

 エポキシ樹脂

エポキシ樹脂は比較的安価で、床の塗装にはもっとも一般的に使用される塗料のひとつです。

耐摩耗性、耐衝撃性、耐薬品性、耐油性のどれにも優れ、仕上がりも美しいことが特徴です。事務所や廊下などで防塵や衛生面だけを確保するなら、エポキシ樹脂を薄く塗るだけで十分に目的を果たせます。厚膜に仕上げると、耐摩耗性や耐衝撃性などが高まるため、重量物が通る通路などにも適しています。

ただしエポキシ樹脂は耐熱仕様ではない場合、60度までが対応温度なので、高温対応が必要な工場などには向きません。

 ウレタン樹脂

ウレタン樹脂は、エポキシ樹脂よりはやや高価になりますが、強度・耐久性に優れています。耐熱性もあるので食品工場や厨房にも使用が可能です。また弾性がありヒビ割れしにくく、重量物を移動させたり、作業機器を設置したりする場合にも適しています。

ただし下処理が不完全だと、短時間で剥離してしまうことがある点に注意が必要です。

 アクリル樹脂

アクリル樹脂は床用塗料のなかではもっとも高価ですが、エポキシ樹脂の5倍といわれる耐久性を誇ります。工事完了後1時間程度で硬化するため、すぐに使用できることもメリットです。

ただしアクリル樹脂は90度以上の熱湯などがかかると膨れが発生しやすいこと、鋭利なものが落下すると傷つきやすいことがデメリットです。

床塗装をする際の注意点

床を塗装するときには、ゴミや異物が入り込まないようにすることはもちろん、塗り直しの際には下地処理が重要となります。塗り直すときには既存の仕上げ材をはがし、下地のヒビ割れなどを補修してから塗装しないと、新しい塗料がはがれやすくなるため注意が必要です。床塗装の業者を選ぶときには、下地処理を丁寧におこなってくれる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

床塗装の塗料は、熱対応が必要か、重量物の移動があるのかといった点から選ぶことが大切です。辰技建では床塗装のご相談にも応じていますので、塗料選びに迷ったときにはぜひお問い合わせしてください。

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