ふすまの張り替えを自分でする方法!DIYならシールタイプが簡単

襖張り替え

日焼けや経年劣化で薄汚れてきたふすまを張り替えると、お部屋が一気に明るくなります。これまでと違うデザインのものを選んでイメージチェンジしてみてはいかがでしょうか。

今回は、ふすまの張り替えをするときに使えるふすま紙の種類と、シールタイプの張り替え方法を紹介します。

DIY用ふすま紙の種類

DIY用のふすま紙には3種類あります。どのようなものか紹介していきます。

糊タイプ

糊タイプは、ふすま紙にあらかじめ塗られている糊にハケなどで水をつけて貼っていくタイプと、ふすま紙にハケで糊を塗って貼るタイプの2種類があります。

糊タイプは糊が乾くまで時間がかかること、シワやたるみができやすいことからDIYには難易度が高めです。しかしうまく貼れると、アイロンタイプやシールタイプよりもきれいに仕上がります。

 アイロンタイプ

ふすま紙の裏に熱で溶ける糊がついていて、アイロンの熱を利用して貼っていくタイプです。スチームアイロンを使うものと、熱のみで貼り付けるタイプの2種類があります。張り替えの難易度は糊タイプよりは低いですが、シールタイプよりは高めです。

 シールタイプ

シールタイプは、ふすま紙の裏面につけられた両面テープの裏紙をはがしながら貼り付けていくタイプです。ハケやアイロンといった道具が不要なので、3種類のなかではもっとも簡単な方法です。

シールタイプのふすま紙の張り替え方法

今回は、シールタイプのふすま紙を使っての張り替え方法を説明します。

必要な道具:シールタイプのふすま紙・マスキングテープ・カッター・ヘラ・定規・ペンチ・ローラー(あれば)・ふすま補修紙(必要なら)

1. 引き手部分は釘で取り付けられているので、ペンチを使って取り外します。

2. ふすまに破れた箇所があるなら、ふすま補修紙を穴や破れより大きめに切り取り貼っておきます。

3. ふすまの上にふすま紙を乗せ、ふすま本体と同じ大きさにカットしておきます。

4. 枠にくっつかないようにマスキングテープを貼っておきます。

5. 裏紙を3〜4cmだけ外し折り目をつけ、上部に仮止めします。

6. まっすぐになっていることを確認したら、裏紙を少しずつはがしながら、空気やシワが入らないように内側から外側に向けてヘラなどで押さえながら貼っていきます。

7. ふすまの枠に沿ってヘラで筋目を入れ、定規を当てながらカッターで余分な紙を切り取ります。

8. ローラーなどを使って全面を再度圧着します。

9. 引き手穴にカッターで切り込みを入れ、引き手をはめて釘でとめて終了です。

まとめ

ふすまの張り替えは、初めは難しく感じますが慣れるときれいに張れるようになります。

ただ、家のふすまの枚数が多いときにはふすま紙を買いに行き、道具をそろえることまで考えるとそれなりの費用がかかるうえ、1日仕事になりかねません。ふすまの張り替えは業者に依頼すれば、手間をかけることなくきれいに張り直してもらえるので、検討してみてはいかがでしょうか。

辰技建でもふすまの張り替えを承っていますので、お気軽に問い合わせをしてみてください。