家を囲む塀の種類と特徴

沖縄の家は開放的な造りをしていることが多く、昔は琉球石灰岩で低い石垣をつくり、家には門をつくらず正面にヒンプンを立てていました。今でもどちらかというとオープン外構寄りのセミオープン外構が主流のようです。

この記事では、家を囲む塀の種類についてご紹介します。

ブロック塀の特徴

沖縄で琉球石灰岩の石積みにかわり、主流になっているのがブロック塀です。ブロック塀は台風による強風に強いことが特徴です。

なおブロック塀の強度を上げるためには、中に鉄筋を通す必要があります。昔はブロックをつくときに、ブロックをずらして積んでいくことで崩れにくくしていました。

しかし今はブロックの継ぎ手に必ず縦に1本、横は2段に1本の鉄筋を入れなければなりません。鉄筋を基礎まで通すことで、ブロック塀の強度は昔より格段に上がり、大きな台風でも倒れにくくなりました。

ただし家までの距離や高さによっては圧迫感を感じることは、ブロック塀のデメリットです。

フェンスの特徴

ブロックを下に低く積み、その上にフェンスを立てるパターンです。すべてをブロックにするよりも、価格が安くなる場合が多く、また採光性がよいことが特徴です。

フェンスもアルミのもの、ラティスなどの木製のものがありますが、木製のものは湿度の高い沖縄では腐りやすいため、しっかり防腐作用のある塗料を塗っておくようにしましょう。近年は本物の木材に見える樹脂フェンスもあるので、検討してみてください。

生け垣の特徴

セミオープン外構では、ナチュラルな雰囲気を演出できる低木で生け垣をつくる家も多くあります。レンギョなどの常緑低木や、ランタナなど1年中花をつける種類が人気です。

ハイビスカスを生け垣にする場合には、樹高が低くても花をつける種類を選ぶようにしましょう。ハイビスカスは成長が旺盛なので、矮化(わいか)処理が施されていないものを植えると、ぐんぐん背は伸びるのに花が咲かないことがあります。

沖縄は気候がいいので生け垣の成長が早いため、手入れが面倒な方はブロックやフェンスを検討するのがおすすめです。

まとめ

家の周りを広範囲で取り囲む塀にどんな素材を使うかは、家全体のイメージに大きく影響します。沖縄は台風が多いので、台風の風圧に耐えられる仕様の塀にすることはとても大切です。

またブロック塀にヒビが入っている、あるいはズレているなど気になることはないでしょうか。辰技建では、外構工事のご相談にも応じています。台風の季節が来る前に、気になることがある場合にはぜひご相談してください。

 

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