フローリングに傷が入ってしまい、張り替えたいと思うことは少なくありません。しかし全面張り替えるほどの傷ではない場合、部分的に交換することが可能です。
今回は、フローリングを部分的に張り替えるリフォームの方法と、注意点を紹介します。
フローリングを部分張り替えする方法
フローリングは、凸凹になったサネを組み合わせて張られています。凸になっているほうをオスザネ、凹になっているほうをメスザネといいます。部分張り替えの際は、サネの処理が問題になります。
サネを切り落として張り替える
フローリングの部分張り替えをするときには、フローリングの継ぎ目のサネを切り落とすのが一般的です。フローリングの溝に沿って、カッターや丸ノコを用いてサネ部分ごと切断し、下地から引き剥がします。そのあと接着剤を使って新しいフローリング材をはめ込みます。
サネを残して張り替える
部屋の端近くのフローリングに傷が入っている場合には、その部分まではがして張り替えることが可能です。サネを残したまま張り替えられるので、きれいに仕上げられます。
フローリングを部分張り替えする際の注意点
フローリングを部分張り替えする際には、以下の2点に注意しましょう。
色が合わないケースがある
フローリング材は、デザインや材質の種類が多く、まったく同じものを探すのは困難です。家を建ててから長くなる場合はとくに、商品番号がわかっている場合でも廃盤になっていることも考えられます。同じものが見つかったとしても、既存のフローリングは太陽光で日焼けしたり経年劣化したりして、色艶が変わってしまっているものです。新しく張ったものと、同じ見た目にすることはほぼ不可能と考えておく必要があるでしょう。
あとから浮いてくる可能性がある
フローリング同士は通常サネで固定されていますが、部分張り替えをするときにはサネを切り落としたうえで接着剤を使って止めることになります。そのため場合によっては、あとから浮いてくることがあるのです。釘で固定すれば浮くことはありませんが、見た目は悪くなってしまいます。
まとめ
フローリングに傷がついてしまった場合、部分補修が可能です。これまでとまったく同じ見た目にすることは難しいのが事実ですが、やがて気にならなくなってくるものです。辰技建でも、フローリングの部分張り替え を承っていますので、気軽にお問い合わせをしてみてください。
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