家の中の壁は、外壁と比較すると劣化しにくいように思いますが、気がつかないうちに傷んでいるものです。とくに床から1メートルほどの高さまでは、子どもが触れたり物がぶつかったりして傷や汚れが付きやすいもの。
そんな壁の傷や汚れを防ぐなら、「腰壁」を張るのがおすすめです。この記事では壁の傷や汚れを防ぐ「腰壁」とはどんなものなのか、メリットデメリットをあわせて紹介します。
壁の傷や汚れを防ぐ「腰壁」とは?
「腰壁」は、床から90〜120cmほどの高さまで、板やタイルなど壁とは別の素材を取り付けたものです。一般的に壁は床から腰ぐらいまでの高さが汚れや傷が付きやすいことから、壁を守るために設置します。
腰壁のメリットとは
腰壁を張る一番のメリットは、壁を汚れや傷から防げることです。またリフォームで腰壁を設置する場合には、すでに汚れや傷が付いてしまっている壁をきれいに隠すことができます。
また腰壁を設置すると壁に立体感が生まれ、アクセントとなることから部屋のデザイン性が高まることもポイントです。使用する素材によって、ナチュラルにもモダンにも部屋のイメージを変えられます。
さらに、低い位置に汚れが付きやすいトイレにタイルやパネルなどで腰壁を作った場合には、掃除がしやすくなり、また臭いも付きにくくなります。キッチンには防火性の高い素材で腰壁を作るなど、場所によっては腰壁を作ることで機能性を高めることも可能です。
腰壁のデメリットとは
たとえばリビングなどに腰壁を設置する場合には、かなり広い範囲を腰壁で覆うことになるため、かなり雰囲気が変わります。使う素材や色合いをよく考えておかないと、「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。
腰壁は一度設置すると、気に入らなかったからといって簡単には撤去できないこともデメリットです。腰壁を取り外すには、壁全体を作り直す必要があるため、設置するときには慎重に決める必要があります。
また腰壁を設置すると、壁よりも厚みが出るため段差ができます。その段差にホコリがたまりやすくなるため、まめに掃除が必要になるでしょう。
まとめ
壁を傷や汚れから守る腰壁は、色や素材を工夫することで部屋のイメージを変えることも可能です。辰技建では、さまざまなリフォームの相談に応じております。部屋のイメージチェンジをしたいけれどもどんな方法があるのかなど、どんなことでもまずはご連絡してみてくださいね。