ウッドデッキの劣化症状と部分補修の手順とは?

ウッドデッキ

掃き出し窓から外に続く空間を、効果的に活用できるウッドデッキを設置しているご家庭も多いのではないでしょうか。しかしウッドデッキは素材が天然木であることがほとんどで、組み立ててから年月が過ぎると徐々に劣化が進んできます。

そこで今回は、補修が必要なウッドデッキの劣化症状と、部分補修の手順を解説します。

補修が必要なウッドデッキの劣化症状

補修が必要となるウッドデッキの主な症状を3つ紹介します。思い当たる症状があるときには、修理を検討しましょう。

<h3>板に釘を打ち付けた部分にヒビが入っている</h3>

ウッドデッキの表面になる板は、根太と呼ばれる部材に釘やビスなどで接合されています。その部分は穴があいているため雨などが侵入しやすく、劣化が進みやすいことが特徴です。釘部分を中心にヒビ割れが発生して奥まで亀裂がある場合には、補修が必要です。

上に乗ると沈んだり歩くとフワフワする

ウッドデッキの上に踏み込んだときに沈む感じがしたり、歩いたらフワフワした感じがしたりするときも、劣化が進んでいる証拠です。ヒビや亀裂から水分が入り込み、木材が軟らかくなっていると考えられます。

板が腐ってきている

ウッドデッキの板が腐っていると、交換の必要があります。マイナスドライバーを突き立ててみて、大した力を入れなくても奥まで刺さるときには腐食が進んでいます。高圧洗浄機で水を噴射するとボロボロになるときも、内部が劣化しています。

ウッドデッキを部分補修する手順

それでは、実際にウッドデッキを部分補修する手順を紹介します。

1. 劣化した板をはがす

まずは劣化が気になる板をはがしていきます。固定している釘やビスを外して、板を取り外します。

2. 劣化した部分を切り取る

劣化している部分を切り取ります。ただし、部分補修ができるのは、腐っている部分が板の5分の1以下であるときだけです。それ以上の部分が傷んでいるときには、板全体を取り換えるようにしましょう。

床板を交換するときには、切り取った部分と同じ大きさでカットした木材を、はめ込む形で補修します。部分補修に使用する材料は、今使用している木材と同じものを使うようにします。

3. 塗装を施す

部分補修で交換した部分には、腐食や割れを防止するために塗装を施します。既存部分と色が違うことが気になるときには、補修していない箇所も含め、全体を塗装しましょう。ただし浸透性塗料の場合、全体に塗装しても同じ色にはならないケースもある点には注意が必要です。

まとめ

ウッドデッキが経年劣化してきたときには、全体を交換しなくても、場合によっては部分補修で対応できることもあります。辰技建ではウッドデッキの部分補修 の相談にも応じていますので、気軽に問い合わせしてみてくださいね。

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