トイレリフォームをするときに、トイレ内部に手洗い器をつけるかどうかは迷いどころではないでしょうか。広ければ迷わず独立した手洗い器を設置できますが、限られたスペースの中では場所を取る手洗い器を設置するかどうかはよく検討する必要があります。
そこで今回は、トイレリフォームで手洗い器をつけるかどうかで検討するべきポイントを4つ紹介します。
タンク式かタンクレスか
トイレリフォームをするときには、トイレと手洗いはセットで考えるようにしましょう。従来の便器の後ろにタンクがあるタイプなら、上部に手洗いのついたものを選べば独立した手洗い器は不要になります。省スペースを考えるなら、もっとも現実的な選択肢です。
タンクレストイレの場合、後ろにタンクがないので手洗いは別に考えなければなりません。室内でどうしても手洗いをしたいのであれば、独立した手洗い器を設置する必要があるでしょう。
トイレ内に手洗いが必要かどうか
トイレのすぐ横に洗面所があり、そこで手を洗えるならトイレ内に手洗いがなくてもいいと考えられます。しかしトイレから出る前に手を洗いたい場合や、タンクの手洗いだと洗った気がしない、トイレ内でしっかり石けんで手を洗いたいなら、トイレ内に独立した手洗い器が必要になります。
家族みんなが使いやすいかどうか
タンクに手洗いがついていても、小さな子どもや動作に問題がある高齢者には手が届きにくくてうまく洗えないこともあります。トイレ内で手を洗いたいけれども、タンクの手洗いでは姿勢がきついといったケースでも、別途手洗いを考えなければなりません。
ゲストが使うかどうか
ゲストがひんぱんに訪れるような家だと、トイレ内に独立した手洗いがあったほうが便利です。トイレ横に洗面所があればそちらを使ってもらうこともできますが、洗面所は家族の私物も多く、ゲストが来るたび毎回きれいに片づけるのは気を遣います。
ゲストによっては、トイレ内で石けんを使ってきれいに手を洗いたいと考える人もいるでしょう。来客が多い家なら、トイレ内に独立手洗いを設置しておくのが無難です。
まとめ
トイレ内に手洗いが必要かどうかは、家族の考え方によって異なります。すぐ横に洗面所があり、そちらで手が洗えるから問題ないと考えるようなら、トイレ内に手洗いがなくてもいいでしょう。
ただしゲストが多い家なら、トイレ内に独立洗面器を用意しておいたほうが互いに気を遣いません。トイレ内の手洗いの設置は、状況に応じて検討するようにしてください。