マンションに敷かれているカーペットがへたってきた、事務所のカーペットがすり切れてボロボロ、といった状態なら、張り替えを検討してみませんか。床は部屋のなかでも広い面積を占めるので、新しいものに交換すると部屋のイメージを刷新できます。
今回は、カーペットの張り替えの流れや注意点を解説していきます。
カーペットを張り替える流れ
カーペットの張り替え時期は、使用状況によって異なるので、一概に何年とはいえません。基本的には全体的な色あせや汚れ、ほつれが目立ったり、弾力がなくなったりしてきたら張り替えを検討します。
カーペットの張り替え方法は状況により異なりますが、マンションのカーペットを張り替えるときの一般的な流れは以下の通りです。
1. 巾木がついていれば取り外し、既存のカーペットをはがす
2. カーペットの下にあるグリッパー(壁際にある釘が飛び出したようになっている部材)とグリッパーの内側に敷かれたフェルトをはがす
3. 壁に沿ってグリッパーを取りつける
4. グリッパーの内側にラテックス(天然ゴム)を塗り、フェルトを敷く
5. カーペットを広げ、ニーキッカーという道具でカーペットをグリッパーにひっかけていく
6. 端の余分なカーペットをカットする
7. カットしたカーペットの端をグリッパーと壁の間に入れ込む
8. 必要に応じて新しい巾木を取りつける
ニーキッカーとフェルトは再利用も可能ですが、フェルトはカーペットと同様に汚れやにおいがついていたり、へたっていたりする場合が多いので、基本的には新しいものに取り換えるのがおすすめです。
カーペットを張り替える際の注意点
カーペットを張り替える際には、以下の点に注意しましょう
カーペットの重ね張りは避ける
DIYではカーペットをはがすのが面倒、早く工事を終わらせたいといった理由で、既存のカーペットの上に新しいものを重ねて張る人がときどきいます。しかし重ね張りすると、下になる古いカーペットには汚れが多く付着しているため、ダニが発生する確率が高くなり不衛生なので避けましょう。
フローリングに張り替える場合は音に注意
もしカーペットからフローリングに変更したいと考えている場合には、階下に音が響くようになる点には注意が必要です。カーペットは防音効果が高いため、物を落としても下に響くことはあまりありません。そのため分譲マンションなどの場合、フローリングへの張り替えを禁止している物件もあります。また戸建ての場合も、2階のカーペットをフローリングにする場合は、今よりも2階の音が響くようになる点は心づもりが必要です。
まとめ
近年はフローリングが人気ですが、カーペットは防音性に優れ、滑りにくくクッション性もあるなど多くのメリットがあります。カーペットが劣化したときには、張り替えを検討してみてはいかがでしょうか。辰技建でもカーペットの張り替えを承っております ので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。