リフォームの優先順位は

リフォームと聞いて想像できる場所はどこでしょう。

屋根、外壁、土台、柱、床下、リビング、ダイニング、パントリー、キッチン、トイレ、バスルーム、フローリング、畳、子供部屋、屋根裏部屋、ウォーキングクローゼット、収納、玄関などなど。
思いつくままに挙げてもこんなにあります。

見た目を変えるもの、劣化による補修、利便性をあげるための改修などリフォーム箇所は多いですよね。
今回は家のリフォームを行う場合の優先順位について考えていきましょう。

依頼する前に行うこと

まずは依頼をする前に「どのようなリフォームにするか」を決めておきましょう。

今どんなリフォームが必要なのか、生活していて何が不便なのか、どのような外装にしたいか。

そしてどこを優先するかを具体的に考えておくと、リフォーム会社からも適切なアドバイスをもらいやすくなります。
具体的に想像できない場合は雑誌やネットを参考にしたり、知人や親戚、リフォームをしたご近所の方の家を見学させてもらうのも良いでしょう。

見積りの計画が立てやすい

優先順位を決めておくと、予定よりもリフォーム箇所が増えて予算オーバーした場合に、今回行うべきところと次の機会にまわすところをすぐに決められます。

例えば優先箇所が水回りだとして「ユニットバスと洗面所」のようにリフォームをまとめて依頼することで、費用が安くなったり工期が短くなるなど効率的でお得になる場合があります。

いくつか優先順位の決め方をご紹介していきましょう。

① 設備の傷み方によって決めていく

建物や設備の傷み方の程度によってリフォームの優先順位を決めていきます。

築年数が経つごとに屋根から床下までの土台部分が劣化し、耐風性や耐震性が低くなっていきます。

これらは普段の生活では目にすることがないので、劣化は分かりにくいですよね。

しかし、中古住宅を対象とした住宅診断等を利用すれば、住んでいる家のどこがどれだけ傷んでいるかなどが分かります。(耐震診断などは国からの補助金がでる場合もあります)

耐風性や耐震性を確保してより長く安全な家に住み続けるため、建物や設備の傷んできている箇所を優先してリフォームを行いましょう。

② 生活の支障度で決める

日常生活の中で支障がでている箇所からリフォームしていきます。

こちらは土台などの見えにくい部分とは違い、必要なリフォーム箇所が決めやすいです。

例えばヒビや傷が入った外壁、雨漏りする屋根、歩くたびにきしむ床、建付けが悪い玄関、汚れの目立つ水回り、詰まりやすい雨どいなどがあります。

また、家庭によって何を優先するかも明白です。

趣味や家事などで料理をする機会が多い場合はキッチン回り、来客が多い家ならリビングやトイレなど、いろいろなケースがあります。

③内側よりも外側から

優先順位を決める基本として「家の内側より外側から」とよく言われています。

というのも、家に傷みを加えるのは雨や風といった主に外側からの要因によるもので、日常的に屋根や外壁は傷みやすい箇所なのです。

家の外側に傷みがあるのに内側を優先してリフォームすると、例えばリフォーム後に漏水や雨漏りが起こってしまい、天井に染みができる、床を張り替え直さないといけない、といった事態になります。
生活していく上ではどうしても目につく部分を先にリフォームしたくなりますが、まずは外側に問題がないかの確認をおすすめします。


確実なリフォームを行うために

たくさんあるリフォーム箇所も事前に優先順位を決めておけば、さほど迷わずに進められます。
あと注意するべき点として、省エネ設備やバリアフリー設備を新たに設置したい場合は毎回リフォーム会社とも相談してください。
例えば太陽光発電を屋根に設置したい場合、その前に屋根の補修をしているか、雨風を防ぐのに十分な強度があるかを診断してもらった方が安心だし、二度手間にならないからです。
このように確実なリフォームを行うためにも、優先順位を決めることはとても重要なことです。
我々、辰技建では、外装・内装を問わず、リフォームに関して幅広くサポートを行っています。

同じ担当者によるリフォームの優先順位のご相談も承っておりますので、リフォームをご検討されている方は、ぜひお問い合せ下さい。