トイレを新しく多機能なものに入れ換えるときには、あわせて段差解消のリフォームをしませんか?床材を掃除しやすいものに変更すれば、お手入れもぐっと楽になりますよ。
今回は、トイレを入れ換える際におすすめしたい、段差解消リフォームを紹介します。
そもそもどうして古いトイレには段差があるの?
古い家では、トイレの床が廊下よりも一段下がっていることがよくあります。そもそもこの段差がなんのためにあるのか、考えたことがありますか?
トイレの床に段差をつけるのには、実は2つの理由があります。
1つ目は、ドアが内開きのときに、スリッパがドアに引っかからないようにするためです。内開きでトイレの床の高さが同じだと、ドアがスリッパにぶつかってしまいます。
2つ目の理由は、水を流してトイレを掃除しやすくするためです。昔のトイレはタイル張りになっていて、床に備わった排水溝に水を流しながら掃除をしていました。そのときに水があふれないよう、床を一段下げていたのです。
トイレの段差を解消するメリット
トイレの段差を解消すると、足腰が弱くなったときにトイレを使いやすくなることがメリットです。わずか10センチにも満たない段差であっても、高齢になると大きな障害になります。
車イスを使うようになったときにも、車イスに乗ったままどれだけ便器に近づけるかはとても大切なポイントです。移動が少なくなればなるほど、転倒リスクを減らせるためです。
トイレをリフォームするときには、将来的なことも考えて、あわせて段差の解消も検討するといいでしょう。
トイレの段差解消リフォームの手順
トイレの段差解消リフォームは、以下の手順で進めます。
1. 既存の便器をはずす
2. 床下地を組んでトイレ側の床の高さを上げる
3. 好みの床材で床を作る
4. 新しい便器を取り付ける
トイレの段差解消リフォームは大がかりな工事に思えますが、1日で終えることが可能です。床材をタイルからクッションフロアなど掃除しやすいものに変えることで、日ごろのお掃除もぐっと楽になりますよ。
まとめ
トイレの段差解消リフォームは、新しいトイレに交換するときだけではなく、既存のトイレを再利用して段差解消だけを行うことも可能です。
辰技建では、トイレの交換のみはもちろん、あわせての 段差解消リフォーム も承っています。トイレ選びのご相談から、どうぞお気軽に問い合わせてみてくださいね。