洗面台の水栓が、水とお湯の2つのハンドルを回して湯量や温度を調整するタイプになっていませんか?お湯を出すたびに適温の調節が難しく、イライラしているようなら、シングルレバーのものに交換するのがおすすめです。
洗面台の水栓の交換は、手順をしっかり押さえれば、DIYでも可能です。今回は、水栓の交換方法を紹介します。
ツーハンドルとシングルレバーの違い
ツーハンドルの水栓とは、片方が水、片方がお湯の給水管につながっていて、それぞれのハンドルの開き具合でお湯の温度を調整するタイプです。
対してシングルレバーは、レバーハンドルと連動したバルブの開閉具合によって、湯水の量を加減し、水量や温度を調整します。片手で操作できるから楽なうえ、力が必要ないので、お年寄りや子どもでも簡単に扱えることがポイントです。
水栓の交換に必要な工具
水栓をDIYで交換するには、以下の3つの工具が必要です。
プラスドライバー:蛇口のネジを取り外すときに使用します。
マイナスドライバー:マイナス溝タイプの止水栓を締めるときに使います。
モンキーレンチ:ナットを回すときに使用します。
どの工具も100円ショップなどで購入可能です。モンキーレンチを購入するときには、最大に開いたときの幅がナットよりも大きいかを確認するようにしましょう。
洗面台水栓をツーハンドルからシングルレバーへ交換する手順
ツーハンドルの水栓からシングルレバーへ交換するのは、以下の手順で行います。
- 洗面台の給水管に備わっている止水栓をしっかり閉じます。
- 止水栓の上下についている2箇所のナットを、レンチを使って緩め、給水管を取り外します。
- 洗面台の裏側で水栓を固定しているナットを、レンチを使って外します。
- ナットの上にはまっているワッシャとパッキンも外し、水栓本体を上から引き抜きます。
- 洗面台の上から、新しい水栓を穴に差し込んで取り付けます。
- パッキン、ワッシャ、ナットの順番に取り付けます。
- 取り外してあった給水管にパッキンを入れて水栓・止水栓とつなぎ、ナットを締めて取り付けます。
- 止水栓を開き動作を確認し、止水栓と水栓の接続部分から水漏れしていないかをチェックします。
まとめ
ホールの数が同じ水栓への取り換えは、手順さえ踏まえればDIYでも難しくはありません。しかし、ホールの数が違うものへの交換は、給水管の処理が発生するためリフォーム業者に依頼するのが無難です。DIYが苦手な人、自分での交換が不安な人は、辰技建までご相談してください。