古くなってきた浴室のリフォームを考えるときには、在来工法とユニットバスの2つの選択肢があります。どちらにもメリットデメリットがあるので、予算やどのような浴室にしたいのかによって選びましょう。
今回は、在来工法とユニットバスの違いと、選ぶ基準を紹介します。
在来工法とユニットバスの違い
在来工法の浴室とは、昔ながらのタイル張りのお風呂を指します。沖縄県では、浴室にはバスタブがなく、タイル張りにシャワーのみという家庭が多かったのが特徴です。
一方ユニットバスは、あらかじめ工場で造られた壁や浴槽などのパーツを現場に持ち込んで組み立てるタイプの浴室のことです。ホテルはもちろん、最近ではパートやマンションでも、ほとんどがユニットバスを採用しています。
個性的な浴室を目指すなら在来工法がおすすめ
在来工法の浴室は、どんな広さ、どんなデザインにも対応できることがメリットです。好きな色のタイル、浴槽の広さ、蛇口などの細かなパーツまで好みに応じて選べます。世界でオンリーワンの個性的な浴室を実現したいなら、在来工法がおすすめです。
しかし在来工法の浴室は、好きな部材を選べるだけに、あらかじめ予算を決めておかないと、価格が高くなりがちです。予算上限を定めたうえでリフォーム会社に相談するようにしないと、いくら費用があっても足りなくなってしまいます。
安価に高性能を求めるならユニットバスがおすすめ
沖縄では在来工法でシャワーのみがかつては主流でしたが、近年は一戸建てでもユニットバスを入れるご家庭が増えました。ユニットバスは、在来工法と比較するとパネルを組み立てるだけなので工期も短く、職人に支払う工賃も安くつくため全体的に低コストなことがメリットです。
在来工法ほどの自由度はありませんが、メーカーによってパネルの色や浴槽タイプ、水栓なども選べるので、まったく個性を出せないことはありません。ただしユニットバスには一定のサイズがあるので、どんな家の浴室リフォームでも対応できるとは限らないことには注意が必要です。
まとめ
今の浴室が在来工法である場合、次も在来工法にするかユニットバスにするかは予算やどのような浴室にしたいかで決めましょう。浴槽を設置しない場合でも、ユニットのパネルを使ってシャワー室の設置も可能です。
辰技建では浴室リフォームのご相談にも応じていますので、気軽にお問い合わせをしてください。