ウッドデッキに使う塗料には、「浸透性塗料」と「造膜性塗料」の2種類 がありますが、それぞれの塗料はさらに「水性」と「油性」に分かれています。
水性塗料と油性塗料では、どのような違いがあるのか、また塗り替えるときの塗料の選び方をご紹介します。
水性塗料の特徴
水性塗料は、主成分が水であるため、塗布して乾燥させるときには水が蒸発していきます。また塗料を薄めるときにも水を使用するため、匂いが少ないことも特徴です。塗っているときや乾燥させているときに塗料に触れてしまっても、水で洗い流せます。
水性塗料は油性塗料と比較すると耐摩耗性が低く、また耐久性にも劣るとされていましたが、最近は性能がよくなってきました。化学物質を含まない自然系の塗料もあるため、お子さまがいるご家庭や安全性を重視したい方はそちらを選ぶとよいでしょう。
油性塗料の特徴
一方油性塗料は、主成分が油であるため、薄めるときにはペイント薄め液やシンナーを使います。浸透性が高いうえ、油性塗料は水分をはじくため雨にも強く、耐久性に優れていることからウッドデッキに多く使用されてきました。
油性塗料は水性塗料と比べると、匂いがきつく安全性にも劣りますが、メンテナンス期間は長く取れるため、耐久性を優先したい方にはお勧めです。
塗り替える塗料の選び方
ウッドデッキを塗り替えるときには、もともと使用していた塗料と同じ種類のものを選ぶことが基本とされています。それは油性塗料を塗られていたウッドデッキに、新たに水性塗料を塗ろうと思っても、油分が水分を弾いてしまい十分に染みこんでいかないためです。
塗膜性の塗料を使用していた場合には、はがしてから違うタイプの塗料を塗り直すことも可能ですが、かなりの手間がかかります。同じタイプの塗料を選んだ方が無難でしょう。
ただしもともと塗られていたのが水性塗料であり、塗ってからある程度期間が過ぎてしまっている場合には、油性塗料に塗り替えることは可能です。油性塗料のほうが、浸透性が高く耐久性もあるため、これからはメンテナンスの期間を長くしていきたいと考えているなら、油性塗料で塗り直してもよいでしょう。
まとめ
水性塗料と油性塗料を比較した場合、耐久性などを考えると油性塗料がよいとされていますが、お子さまやペットの安全性が気になる場合には水性塗料を選ぶことがお勧めです。
辰技建では、ウッドデッキの塗り替えも承っております。使用する塗料のご相談にも応じておりますので、ぜひご連絡してください。