トイレリフォームの3つの失敗例から学ぶ成功ポイント

トイレリフォーム

トイレは一度リフォームすると、最低でも10年はそのままのことがほとんどです。工事をする前に、失敗しやすいポイントを押さえておくようにしましょう。

今回は、トイレリフォームの3つの失敗例から学ぶ成功ポイントを紹介します。

失敗例①大型便器でトイレのスペースが狭くなった

トイレリフォームでよく見られる失敗が、大型便器に交換したためスペースが狭くなってしまうことです。

新しいトイレを購入するときには、インターネットやカタログから選ぶことがほとんどです。ホームセンターなどに実物を見に行くこともありますが、広い場所で見ると、実際よりも小さく見えてしまいます。

取り付けてみたら想像よりも大きくて、便器と壁の間が狭くなったり、扉から便器までの距離が近すぎたりしてしまい、身動きをとりにくくなるケースは少なくありません。

トイレリフォームをするときには、設置したあとも十分なスペースが確保できる製品を選ぶようにしましょう。

失敗例②汚れがつきやすい床材にしてしまった

せっかくトイレをリフォームするからと、気に入った床材にしたくて無垢材のフローリングにした結果、汚れやシミがつきやすくなった……というのもよくある失敗です。

確かに無垢材のフローリングは、ナチュラルな雰囲気で癒やされますが、水分に弱く汚れてしまうとアンモニア臭がしみついていきます。

床材をあわせてリフォームするときには、クッションフロアなど汚れや水分に強いものを選ぶか、同じフローリングでも防水性の高い合板のものを選ぶようにしましょう。

失敗例③トイレの排水管の位置が違う種類だった

最近はトイレの本体をインターネットの通販で購入し、取り付けだけを業者に依頼する人も多くいます。しかしトイレを購入するときに、今のものとは違う種類のものを選ぶときには要注意です。

トイレの排水方式には、「床排水」と「壁排水」があります。ほとんどの一般住宅では床排水が採用されていますが、集合住宅では壁排水のところも少なくありません。

タイプの異なる便器を購入してしまうと、排水からやりなおす大がかりな工事が必要になってしまいます。安くすませるつもりが、かえって高額になってしまうことがあるので、排水タイプはよく確認して選びましょう。

まとめ

トイレリフォームの失敗は、事前の確認不足が原因になることがほとんどです。まずは今のトイレの広さやサイズを確認し、新しいトイレのサイズとあうかを調べるようにしましょう。

通販を利用するとトイレ本体は安く購入できますが、交換設置はプロに任せるのが無難です。配管工事が不要なら、1日で工事を終えることができるので、リフォーム会社に相談してみてくださいね。