和室にある押し入れは、もともとは布団を収納するためのスペースです。けれども寝室は別にあってベッドを使っているので、押し入れには普段使っていないものを入れている、といったご家庭も多いのでは?
押し入れは、スペースは広いものの二段に区切られているうえ奥行きが深いので、効率的に使うにはコツがあります。今回は、押し入れ収納のコツとアイデアを紹介します!
押し入れはそれぞれの空間に適したものを収納するのがコツ
押し入れは、上段(天袋)と中段、下段の3つの空間に分かれているのが一般的です。そのため収納スペースとして利用するときには、それぞれの空間にあったものを収納するのがポイントです。
①上段(天袋)
上段は、脚立などを使わないと簡単にものを取り出せません。そのため滅多に使わないものの収納に適しています。クリスマスツリーのような、軽量な季節物を収納しましょう。
②中段
中段は、立ったまま出し入れできる便利な位置にあるので、普段使いの衣類などの収納に適しています。パイプを取りつけ、ハンガーが掛けられるようにするのがおすすめです。奥行きが深いので、奥には奥行き20cm程度の棚を設置すると空間がムダになりません。
③下段
下段には、引き出しタイプの収納ボックスを設置して、たたんで仕舞う衣類を収納するといいでしょう。
扇風機などやや大きめの季節用品を仕舞うときには、キャスター付きの収納用品を使うと、楽に引き出せるので取り出しが便利です。
押し入れをクローゼットにリフォームするのもおすすめ
押し入れに衣類を収納する場合、中段と下段の間に境界板が設けられているので、ワンピースのような長いものはハンガーにかけられません。
そのため押し入れを完全に衣装スペースとするのなら、境界板を撤去するリフォームをするのがおすすめです。板を取り除くだけなので、高額なリフォーム費用はかかりません。
また、引き戸のままだと半分ずつしか開かないので、開き戸に変更すると使い勝手が良くなります。ただしこの場合、扉の種類によっては扉枠を取りつけるといった工事が必要になるでしょう。
まとめ
押し入れは空間が広く取られているので、工夫すると収納力がぐっと上がり、多くのものを収納できるようになります。
辰技建でも、押し入れを含めた和室リフォームのご相談に応じていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。