「トイレを新しいものに交換したい」と考えているなら、あわせてバリアフリーリフォームを検討しませんか?バリアフリーにしておけば、高齢者と同居するようになったときや家族が思わぬケガをしたときでも安心です。
今回は、トイレをバリアフリーにリフォームするときに押さえておきたいポイントを4つ紹介します。
段差を解消する
トイレに限らず、バリアフリーリフォームの基本は「段差の解消」です。最近の家は、廊下からトイレへの段差が設けられていないことがほとんどです。しかし少し古い家では水を使って掃除をしやすいように、トイレの床が廊下よりも1段下がっていることが少なくありません。和式トイレを使用している場合は、そこから今度は1段高い位置に便器が設置されていることも。
ほんのわずかな段差でも、高齢者やけが人には大きな負担になるため、トイレリフォームに際しては、まずは段差を解消する工事を優先しましょう。
手すりを設置する
トイレ内では、まずトイレに向かって入り、体を反転して座り、再度立ち上がって体を反転させて水を流すといった複雑な動作を連続して行います。何気なく行っている一連の動作も、高齢になるとなにか支えがないと体の一部に負担がかかり、転倒してしまうかもしれません。
入り口から便座までの距離があるなら伝い歩くための手すりを設置し、さらに便座横の壁に縦方向の手すりを取り付けると安心です。
トイレは洗浄式便座を導入する
トイレ本体には、洗浄式便座がついたものを導入しましょう。高齢になると、排泄後にトイレットペーパーを使うのも、振り向いてタンク横のレバーを操作するのもつらくなります。リモコン式のものを選べば、おしりを洗うのから乾燥、便器の洗浄まで手元で操作できて便利です。
開き戸から引き戸に変更する
車イスや杖を使用する人にとって、開き戸はとても不便です。ドアをつかんで後ずさりしながら開けるのは、足腰が弱ると意外と難しい動作です。また内開きでは、万一中で転倒してしまうと、体が邪魔になってドアを開けられなくなってしまいます。間取り的に可能であるなら、開き戸を引き戸に変更するリフォームもあわせて検討するのがおすすめです。
まとめ
人は誰しも老いて身体能力は衰えていきます。また、家族の誰が、いつどんな事故にあうかもわかりません。トイレリフォームを検討するときには、バリアフリー化もあわせて考えることをおすすめします。
辰技建では、トイレの段差解消工事や便器交換、手すりの取り付けなどを行っています。「こんなときはどうすればいいの?」「こんなこともできるかな」といったことも、お気軽にご相談してください!