雨樋(あまどい)が壊れていませんか?台風前にチェックしよう!

今年は沖縄県でも何度か集中的に雨が降っていますが、日本各地でも深刻な大雨の被害が報道されています。雨が降ったときに雨水を集めて流すのが雨樋ですが、壊れてしまっている場合、家の耐久性にも影響する可能性があるため注意が必要です。

今回は雨樋の役割と、どんな不具合が考えられるのかを紹介します。

雨樋(あまどい)とは

雨樋は、屋根から流れてきた雨水を受け止めて集め、地面や下水に流すための設備です。雨樋は軒先で雨水を受ける「軒桶」、軒桶を流れてきた水が集まる「集水器」、集水器から地上に流す「堅桶」、そして軒桶と堅桶を結ぶ「呼桶」と大まかに4つの部材からできています。

雨樋がなければ、雨水はそのまま家の壁を伝って流れていくことになります。外壁に雨水の汚れがつくだけではなく、やがて塗装を劣化させ、構造にまでしみこんだ場合には家の耐久性にも影響を与えてしまうでしょう。家の設備としては地味な雨樋ですが、雨水から家を守る重要な役割があるのです。

雨樋(あまどい)に起こる不具合とは

それでは、雨樋にはどのような不具合が起こるのか見てみましょう。

雨樋はプラスチックでできているものが多く、紫外線にさらされることで経年とともに劣化していきます。劣化してもろくなった雨樋は、ちょっとした衝撃で割れやすくなり破損につながります。

また雨とともに流れてきたゴミが詰まってしまうことも、雨樋の不具合として挙げられます。とくに堅桶が詰まってしまうと雨水が地上に流れなくなって逆流し、集水器から雨水があふれてしまい雨樋としての機能を果たせません。竪樋が劣化してしまっている場合には、水圧で割れてしまう可能性もあるでしょう。

さらに雨樋を建物に取り付けるための金具が、台風などの強風で外れてしまう場合もあります。放置していると雨樋が外れて落下するなど、事故につながる可能性もあるため早めに修理が必要です。

雨樋(あまどい)は自分で修理できる?

雨樋の部材はホームセンターなどで販売されているため、DIYで修理することも可能です。しかし雨樋の取り付けは、一定のルールに沿って行わないと、ちゃんと機能を果たせません。また高所での作業となるため、転落の可能性も考えられます。安全性も考慮するなら、業者に依頼することがおすすめです。

まとめ

雨樋は家の設備の中でも目立たない存在ですが、家を雨水から守る大切な役割を果たしています。雨樋が壊れている、あるいは外れかけている箇所がないか、台風の季節の前に一度点検しておくようにしてください。

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