網戸にはパネルタイプ網戸やアコーディオン網戸など、さまざまな種類がありますが、網戸に張るネットにも多くの種類があることをご存じでしょうか。
今回は、一般的なパネルタイプ網戸に張るネットの種類をご紹介します。
編み目の細かさによる違い
網戸に張るネットの編み目の細かさは、「メッシュ」という単位で表されます。メッシュというのは、1インチ(2.54cm)にいくつの編み目があるのかを表した数字で、数字が大きくなるほど編み目が細かくなるのが特徴です。
一般的によく使用されるのは18メッシュと呼ばれる1.15mmの編み目のネットで、続いて20メッシュ(1.03mm)、24メッシュ(0.84mm)、30メッシュ(0.67mm)、40メッシュ(0.64mm)と主に5種類の編み目の大きさのネットが販売されています。
18メッシュでも蚊やイエバエなどの侵入は防げますが、チョウバエなど小さなハエの侵入は防げません。網戸をしていても微細な虫が入ってきて困っているようでしたら、24メッシュや30メッシュのネットに交換してもよいでしょう。
ただし、編み目が細かくなればなるほど、風通しが悪くなることには注意が必要です。風通しを優先したい場合には、18メッシュや20メッシュの網戸と防虫剤を併用するなど、工夫をするのがおすすめです。
ネットの素材による違い
網戸のネットは、使われている素材によっても特徴があります。
一般的に使用されているのは「ポリプロピレン」ですが、ポリプロピレンの網戸は価格が安いうえ、カッターで簡単に切れるなど扱いやすいのが特徴です。ただし耐久性には乏しく、5年ほどで張り替える必要があります。
「ポリエステル」の網戸は、ポリプロピレンよりも線が太く強度があります。ネコが引っ掻く程度では簡単には破れないので、ペットがいるご家庭にはおすすめです。
ガラス繊維をポリ塩化ビニールでコーティングした「グラスファイバー」のネットは、タバコの火程度では穴が開かないほどの耐熱・耐久性があります。日差しの強い場所や、キッチンなどにおすすめできるネットです。
「ステンレス」のネットは、15年〜20年以上使用している方もいらっしゃるほどの耐久性があります。風を通しやすく錆びにくいのが特徴ですが、他のネットと比較すると高価です。ペットがいるご家庭はもちろん、防犯目的としても選ばれます。
まとめ
一般的に使用されるポリプロピレンの網戸は、5年が交換の目安です。交換するときには、環境に応じてメッシュのサイズや素材を選ぶのがおすすめです。また、網戸の張替をするときには、ネットをおさえるゴムもあわせて交換しましょう。
網戸の張替をご検討の際には、どうぞお気軽にご相談くださいね。