階段手すりをDIYで設置しよう!手作りでも頑丈に作れる方法や注意点!

家の階段手すりがあると上り下りの時に非常に便利で、階段の落下防止にも役立つため手すりを付ける人は非常に多いです。

ですがいざ手すりを業者に頼むとなると、その費用は馬鹿にならないため階段手すりをDIYして付ける人も少なくありません。

一見難しそうに感じますがポイントをしっかりと押さえれば簡単に、頑丈な階段手すりを付けることができるので、使う人に合わせた実用性のある手すりを作りましょう!

DIYする前にやるべきこと!誰のための手すりなのかを明確に!

階段手すりをDIYで取り付ける前に、基礎知識や誰のための階段手すりなのかしっかりと確認しておくことが大切です。

階段手すりの基礎知識や種類

手すりは「平行タイプ」と「垂直タイプ」の2種類あり、ただ適当に壁に取り付ければいいわけではなく、必要な場所に取り付けることが何よりも大切になります。

また手すりは壁から飛び出した構造上、通行や荷物の出し入れの際に服や荷物が引っかかりやすい場所へ設置するのは避けましょう。

誰が使うかによって手すりを選ぶ

使う人によって使用する手すりが異なるため、事前に誰のための手すりなのかを明確にしてから手すりを選ぶのが大事なポイントです。

使う人が明確になっていれば使用する手すりを選ぶ時も、子どもでも掴みやすい丸い棒状なのか、握力が落ちても使いやすい介護の補助にもなる、ヒジ使って身体を支えることも可能な、台形や四角形にするかなどをスムーズに決めることができます。

階段手すりをDIYする手順!必要な道具や注意すること

階段手すりをDIYで取り付けるのに必要な道具と、設置する手順や注意点を正しく理解しておきましょう。

階段手すりの設置に必要な道具

・電動ドライバー

・壁内センサー(下地探し)

・ブラケット

・エンドホルダー

・のこぎり

・メジャー

・マスキングテープ

など上記にある道具があれば階段手すりをDIYで取り付けることが可能です。道具を高価なもので買い揃える必要はないので、無理のない値段のものから買い揃えましょう。

また電動ドライバーは充電式とコード式のタイプがあり、どちらを使用しても作業は行えますが、階段までコードが届かない場合もあるので充電式の方が作業しやすいです。

階段手すりの設置手順

①壁内センサー(下地探し)で柱を探す

階段手すりは壁の強度が高い柱があるところしか取り付けることができません。そのためまずは壁内センサー(下地探し)で柱を探します。

②手すりを取り付ける場所を決めマスキングテープを貼る

柱が見つかったら手すりを取り付ける場所を決めます。決めた後はマスキングテープを貼って目印を作っておきましょう。

③ブラケットを仮止めする

ブラケットを90cm間隔で仮止めします。かね折れや折り返し階段の場合でもしっかりと角の部分にもブラケットを付けてください。

④手すりを必要な長さにカットする

ブラケットとブラケットの間の距離をメジャーを使って正確に測り、それに合うように手すりを必要な本数分のこぎりでカットします。

⑤手すりをブラケットに差し込む

カットし終えたら手すりをブラケットに差し込み、仮止めしていたブラケットをビス止めし固定して、手すりの端にエンドホルダーを取り付けて完了です。

DIYする際の注意点

・必ず柱のあるところに設置する

柱が無い場所で手すりを取り付けてしまうと壁が重さに耐えることができず、壁が破損して怪我をするおそれがあるので、手すりは必ず柱がある場所へ取り付けるよう注意しましょう。

・正確に長さを測る

手すりをカットする時は正確に長さを測ることが大切です。適当に目測でカットすると上手くブラケットに差し込むことができず、再度カットするか新たに手すりを買いなおす必要が出てくるため手間がかかります。

階段手すりはどれが良い?使う人によって変わるおすすめの手すり!

どの手すりを使えばいいのかは使うひとによって異なります。それぞれの目的に合うおすすめの手すりをご紹介します。

子どもやペットの落下防止

子どもやペットの落下防止にはパネル付きの手すりがおすすめです。パネルは「透明・半透明・アクリル板」の3種類あり、手すりもアルミタイプと木製タイプの2種類あります。

パネル付きのため通常の手すりよりも費用がかかりますが、パネルと手すりを好みで組み合わせることで、部屋の雰囲気に合う手すりを設置することが可能です。

介護の際に役立つ手すり

・LEDランプが内蔵されている手すり

階段手すりの中には足元が見えるように、LEDランプが内蔵されたタイプもあるため、夜中などでも安全に階段を上り下りできので介護の際にも役立ちます。

・波型の手すり

通常の手すりはストレートタイプを使用することが多いですが、波型の手すりは膝への負担が3分の1まで軽減することが可能なので、高齢者にとって大変な階段の上り下りにかかる負担を軽くできるのでおすすめです。

耐久性や素材重視した手すり

・握りやすさを求めるなら木製タイプ

木製タイプの手すりは室内階段の手すりで最も選ばれており、どの年齢でも握りやすく木製ならではの柔らかなイメージがあります。

耐久性を求めるなら金属製タイプ

公園や外階段などで見かけることが多い金属性タイプの手すりは、耐久性に優れ曲線のデザインにも対応できるので、スタイリッシュな見た目に仕上げることも可能です。

まとめ

階段手すりをDIYで設置するには、正しい知識と使う人のために適切な手すりを選ぶ必要があります。特に手すりを取り付ける場所を間違うと壁が破損するおそれがあり危険です。

使う人のことを第一に考えて高さや幅などを考慮し、階段の上り下りの際に補助としての機能がしっかりと備わった手すり作りを心がけましょう。