家を建てるとき1部屋だけ和室を作った、リビング横に畳を敷いた小上がりを設けたなど、畳の敷かれたスペースがある家も多いのではないでしょうか?
しかし畳をきちんとお手入れしていなければ、カビやダニが発生してしまう恐れがあります。今回は、畳を気持ちよく使い続けるために知っておきたい、畳の基本的なお手入れ方法をご紹介します!
普段のお手入れは掃除機でOK
畳の普段のお手入れは、掃除機で問題ありません。ほかの部屋を掃除するのと同じ頻度で、掃除機をかけてホコリやゴミを吸い取ります。
掃除機は、畳の目に沿ってかけることがポイントです。目に逆らって掃除機をかけると、畳が傷ついたり目に汚れが詰まったりしてしまうので注意しましょう。
また、畳に掃除機をかけるときには、フローリングの倍ほどの時間をかけてゆっくりと動かすことも大切です。
月1回は拭き掃除を実施
普段の掃除機での掃除に加え、月1回程度で拭き掃除をすると、畳を長く良い状態に保てます。
畳は水分を嫌うため、基本的に拭き掃除ではから拭きが原則です。から拭きだけで落ちないような汚れがついている場合に限り、固く絞った雑巾を使います。ただしそのあとも乾いた布でから拭きし、さらに窓を開けるなどして水分が残らないようしっかり乾燥させましょう。
畳を掃除するときの注意点
畳を掃除するときに知っておきたい注意点は、以下の2つです。
①重曹・セスキ炭酸ソーダは使用しない
普段の掃除に、環境に優しい重曹やセスキ炭酸ソーダを使っている人も多いのではないでしょうか。しかし重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性であるため、い草の成分と反応して黒く変色させてしまうことから畳に使うのは厳禁です。ひどい汚れを落とすために使うのであれば、クエン酸がおすすめです。
②粘着式シートクリーナーは使用しない
コロコロさせるだけで簡単にホコリが取れる粘着式シートクリーナーは、手軽に使えて便利です。しかし畳には粘着が強すぎるため、い草を毛羽立たせてしまう恐れがあります。畳を掃除するときには、掃除機を使いましょう。
まとめ
畳の普段のお手入れは、掃除機をかけるだけで問題ありません。月に1回拭き掃除をすると、さらにいい状態を保てます。
ただし畳は経年とともにどうしても劣化が進みます。畳の表面が茶色くなっている、毛羽立っている、波打っているような場合には、表替えや張り替えを検討しましょう。辰技建では、畳リフォームのご相談にも応じています ので、まずはお気軽にお問い合わせください。