トタン屋根を長持ちさせたい!適切なメンテナンス方法とは?

トタン屋根

近年金属屋根というとガルバリウム鋼板が主流ですが、かつてはトタンがよく使用されていました。まだ家がトタン屋根だったり、あるいは倉庫や車庫などにトタンを使用している方も多いのではないでしょうか。

今回はトタン屋根の特徴と、長持ちさせるための適切なメンテナンス方法を紹介します。

トタン屋根の特徴

トタン屋根は安くて軽く、耐用年数も10〜20年ほどとそれなりに長かったことから過去には多くの屋根に採用されていました。屋根が軽ければそれを支える構造自体も簡素化できるので、建物全体を安価に建てられるメリットがあったのです。

一方トタンは熱伝導率が高いため暑くなりやすく、家の中が高温になることがデメリットです。遮音性も低く、雨が降るとバラバラと大きな音がします。また、近年主流のガルバリウム鋼板と比較するとサビやすいため、定期的なメンテナンスを要します。

トタン屋根のメンテナンス方法

軽くて安価なトタン屋根ですが、定期的なメンテナンスが必要なことがわかりました。ここからはトタン屋根のメンテナンス方法を、劣化症状ごとに紹介します。

色あせ・チョーキング・軽度のサビの発生

サビが発生しているものの軽度であるなど、トタン自体の劣化はさほど進んでいないものの、塗装の色あせやチョーキング現象(触ると粉のようなものがつく現象)がみられる場合は、再塗装を行います。トタンはほかの屋根材と比較してサビやすいことがデメリットなので、塗装メンテナンスを定期的に行うことが長持ちさせるためにはもっとも重要です。

重度のサビの発生・穴あき

トタン屋根全体にサビが広がっている、穴があいているようなケースでは、塗装メンテナンスでは機能を回復できません。屋根全体を張り替えるか、上に重ね葺き(カバー工法)することで、屋根を刷新する必要があります。その場合は、トタンではなくガルバリウム鋼板を使用するのがおすすめです。ガルバリウム鋼板はトタンと同様に安価で軽く、しかもサビに強いことが特徴です。

まとめ

トタンを屋根に使用している場合は、塗装メンテナンスがカギを握ります。劣化症状を感じる前に定期的に再塗装すれば、サビを防いで長持ちさせることが可能です。辰技建では、屋根塗装のご相談も承っております。トタン屋根の状態が気になる場合には、お気軽にお問い合わせをしてください。