玄関ドアリフォームの基礎知識

玄関ドアのリフォームを考えたとき、どのように工事が進むのか気になりませんか?家の入り口となる玄関ですから、工事のために鍵もかけられず、何日も過ごすことになるのでは……と心配に思っても不思議ではありません。

玄関ドアをリフォームする方法は、全部で3種類あります。今回は玄関ドアリフォームの工法ごとの特徴と、工事にかかる日数を紹介していきます。

カバー工法の特徴

カバー工法は、もともとある玄関ドアの枠組みに、新しい枠組みをかぶせるように取り付けてドアを交換する方法で、今もっとも採用されているドアリフォームの工法です。カバー工法でのドア交換は、壁を壊す必要がないため費用が安くすみます。また工事自体も、朝から夕方までの1日で完了することが大きなメリットです。

しかしカバー工法の場合、既存のドア枠に新しい枠組みをかぶせるため、幅と高さが今のドアより小さくなってしまいます。場合によっては下枠に段差がつく場合もあるため注意が必要です。

持ち出し工法の特徴

持ち出し工法は、今あるドア枠の外側に新しい枠を取り付ける方法で、カバー工法と違ってドアサイズが小さくなりません。開口幅を狭くしたくない場合に適していますが、その分ドアが出っ張ってしまうのがデメリットです。工事自体はカバー工法と同様に、1日で完了します。

扉交換工法の特徴

今ある枠をそのまま利用して、扉だけを交換するのが扉交換工法です。今の扉と全く同じサイズで、ドアが出っ張ることもなく新しいドアを取り付けられます。

カバー工法、持ち出し工法と比較すると枠工事が不要になるためもっとも安価ですが、見た目をよくするために今ある枠の色を扉にあわせて塗り直すなどした場合には、それほどメリットを感じないかもしれません。

開き戸を引き戸に変更する場合

リフォームを機に、開き戸から引き戸に変更を希望する場合には、既存ドアの大きさが十分あるようならカバー工法で対応できます。

しかしスペースがなく、間口をサイズ変更しなければならないような場合は、今の玄関を取り外して開口部をつくる工事をしなければなりません。その場合工事の日数も7日〜10日程度は必要です。

まとめ

玄関ドアを新しくする場合、ひと昔まえまでは既存の扉を取り壊す必要があったため、1週間以上の日数が必要で工事費用も高額でした。それが今では、ほとんどのケースは1日で工事が完了します。

ドアの劣化が進んでいるような場合には、交換を検討するのがおすすめです。辰技建では玄関ドアの取り替え工事も承っています ので、気軽にご相談してください。