フローリングの床を傷から守るというと、ワックスを思い浮かべる人が多いようですが、近年注目を集めているのかフロアコーティングです。
フロアコーティングをすることで、フローリングを長持ちさせられるようになります。今回はフロアコーティングの必要性と、種類やメリット、成功ポイントを紹介します。
フロアコーティングとは
フロアコーティングは、フローリングを傷から守って寿命を延ばすために表面に施されるコーティングを指し、フロアコートと呼ばれることもあります。これまではワックスが主流でしたが、フロアコーティングはワックスよりも硬度が高く、効果が長く続くことが特徴です。またワックスのように、数年ごとの塗り直しが不要なこともポイントです。
フロアコーティングの種類
フロアコーティングには4種類あり、それぞれ費用や特徴が異なります。
ウレタンコーティング
ウレタンコーティングの耐用年数は3〜10年で、4種のなかではもっとも安価に施行できます。近年は新しいコーティング剤に押され気味ですが、多くのリフォーム会社がノウハウを持っていて、腕のいい業者が施工すると10年近く効果を保てます。
シリコンコーティング
シリコン樹脂を主成分にしたコーティング剤で、10〜20年の耐久性があります。撥水性がウレタンコーティングより高く滑りにくいため、小さな子どもや高齢者、ペットがいるご家庭に向いています。
UVコーティング
UVコーティングは、耐久年数が20年以上ありますが、4種のなかではもっとも高額です。専用の樹脂を床材に焼き付けることにより、硬い塗膜を形成します。ただし基本的には再施工はできないため、寿命が来たら床ごと張り替えが必要です。
ガラスコーティング
ガラスコーティングの耐用年数は15〜20年で、耐水性・UVカット効果ともに優れています。ツヤの出し方を調整できるため、ピカピカしたコーティングが苦手なご家庭におすすめですが、施工は比較的高額です。
フロアコーティングを成功させるポイント
フロアコーティングは床材を長持ちさせることができますが、すでに劣化した床材の寿命を延ばす働きはありません。フローリングの寿命は約10〜20年といわれていますが、20年経過してボロボロになったものにコーティングを施しても、新品のようによみがえるわけではないのです。
そのためフロアコーティングは、比較的新しいフローリングに施工すると高い効果を発揮します。フローリングの張り替えと同時施工を検討するのがおすすめです。
まとめ
フロアコーティングは、ワックスよりも硬度が高く、一度施工すると塗り直しが不要になることがメリットです。フロアコーティングを施すには技術を要するため、経験豊富なリフォーム会社に依頼するようにしましょう。
辰技建でもフロアコーティングのご依頼を承っております ので、お気軽にお問い合わせをしてください!