近年大型台風の襲来が相次いでいますが、暴風に対する備えは万全でしょうか?台風のシーズンが来る前に、防風戸のチェックをしておきましょう。
備わっている木製防風戸の劣化が激しいときには、アルミ製雨戸への変更がおすすめです。今回は、木製防風戸からアルミ製雨戸への取り換え工事について解説します。
木製防風戸からアルミ製雨戸への交換をおすすめする理由
木製の防風戸が傷んでいるときには、思い切ってアルミ製雨戸への交換をおすすめします。
木製の防風戸は、台風時に雨を吸い込み膨張することから密閉性が高いことが特徴で、「防風戸は木製が一番!」と考える人は少なくありません。確かに木製の防風戸は立て付けがよければ暴風が吹きつけてもびくともしない安心感はあります。しかし劣化すると動きが悪くなり、開け閉めが大変になるのが問題です。
若いうちはなんとかなっても、高齢者や女性だけになったご家庭では、台風のたびに防風戸の開け閉めをするのがゆううつ……という人もいるのではないでしょうか。とくに沖縄では、毎週のように台風が来る年もあるからなおさらです。
その点アルミ製雨戸は、片手でカラカラと開閉できるので負担になりません。どこかのタイミングで、アルミ製雨戸への変更することをおすすめします。
木製防風戸からアルミ製雨戸へ交換する手順
木製防風戸をアルミ製雨戸に交換するときには、以下の手順を踏みます。
- 木の敷居と戸袋を解体する
- 雨戸枠を取り付ける
- 戸袋の雨戸パネルを取り付け、固定する
- 隙間を防水加工する
- 雨戸パネルを取り付ける
- 動きを確認し、工事終了
木製の敷居や枠がしっかりしていて変形が見られなければ、雨戸だけをアルミ製のものに変えることも可能です。しかし、木製の敷居に戸車がついた雨戸を滑らせると、早く劣化してしまいます。
その結果滑りが悪くなり、最悪の場合せっかく取り付けたアルミ製雨戸が閉まらなくなってしまい、再度工事が必要になることも。アルミ製雨戸に交換するときには、敷居ごとすべて取り換えるのがおすすめです。
まとめ
木製防風戸が劣化して滑りが悪くなり開閉が大変なときには、台風のたびに重労働となってしまいます。高齢になり、開閉が負担になる前に、どこかのタイミングでアルミ製雨戸へ交換しておくと安心です。
台風シーズンの前には防風戸をチェックして、立て付けが悪くなったり、滑りが悪くなったりしているときには、思い切ってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。