「殺風景な部屋に写真やポスターを飾りたい、けれども壁に穴を開けたくない」と思っていませんか?そんなときには壁に目立つ穴をあけることなく絵やポスターをディスプレイできる、ピクチャーレールがおすすめです!
今回は、ピクチャーレールとはどのようなものなのか、取り付け方法や設置時の注意点もあわせてご紹介します。
そもそもピクチャーレールって?
ピクチャーレールは、美術館などで使われる、絵画や額縁などを吊り下げるための金属製のレールのことです。
壁面または天井面に取り付け、レールに仕込まれたランナーにワイヤー式の吊り金具をセットして絵画などをぶら下げます。ワイヤーの長さを調節することで、吊り下げる絵や写真などの高さを自由自在に変えられることがポイントです。
ワイヤーは壁と同化しやすい透明のものを選ぶと、よりすっきりして見えます。
ピクチャーレールの取り付け方法
最近の家の壁のほとんどに採用されている石膏ボードは、強度がありません。吊り下げるものの重量に耐えられずに落下してしまうことがあるため注意が必要です。石膏ボードに取り付けるときには、ボードアンカーと呼ばれる石膏ボード用のアンカーがついた軽量タイプを選びましょう。
取り付ける場所が決まったら、ランナーを先にレールに入れるタイプはランナーを通して両端をストッパーでふさいでおきます。それからレールを取り付ける場所にあて、ネジを通す穴越しにキリで穴をあけます。石膏ボードの場合はまずアンカーを取り付けてから、再度レールをあて、ドライバーでビスを打ち込み固定しましょう。
ピクチャーレール取り付け時の注意点
ピクチャーレールを取り付けるときには、下地の強度に注意が必要です。先述したとおり、石膏ボードは強度がないため、専用のピクチャーレールを選ぶ必要があります。
さらにピクチャーレールは、それぞれ耐荷重量が異なる点にも注意しましょう。石膏ボードに取り付けることを前提としたものは耐荷重が1〜8kgと比較的低い傾向がありますが、芯材にしっかり取り付けられるなら20〜30kgまで耐えられるものもあります。飾りたいものの重量が重い場合には、芯材の場所にビスを打つ、下地補強を考えるなどの工夫が必要です。DIYでは難しいので、プロに依頼するといいでしょう。
まとめ
壁面に写真やポスターをおしゃれにディスプレイしたいなら、ピクチャーレールがおすすめです。ただし壁材が石膏ボードの場合や、重量のあるものを飾りたいときには壁の強度を考える必要があります。
辰技建でもピクチャーレール取り付けのご相談に応じています ので、「うちでも取り付けられるかな」「工事にはいくらぐらいかかるかな」と気になる方は、どうぞお気軽にお問い合わせしてくださいね!