外構工事の費用はいくらかかる?相場を知ってコストを抑えるコツを解説

新築で家を建てたり、新たにお家をリフォームする人で内装にこだわりを持つ人は多くいます。壁の色や装飾、家具の配置など、理想の家に素敵な内装はなくてはならないものですよね。

しかし、理想のお家には外構工事が大切なことも忘れてはいけません。周辺の人から見られる外構は、見た目だけでなく防犯性やプライバシーの点においても欠かすことのできない重要な工事です。

内装や間取りのことで頭がいっぱいで外構工事のことまで考えていないあなたも、外構工事の費用の相場を知って、費用を抑えるコツを掴めば、理想のお家をお得に手に入れることができますよ!

外構工事の費用の相場を知ろう!実例と実際の費用を紹介

外構工事と聞いてどのような工事をイメージしますか?ここでは一般的によく取り入れられる外構工事の費用を、施工内容別にご紹介します。

あくまでも一般的な相場になります。ご自身の希望する工事の参考にしてください。

門柱・門扉

門柱は門周りにある壁状・ポール状の構造物を言います。門柱・門扉はご自宅の入り口部分に配置される、お家の顔部分です。

不審者の侵入を防ぐ防犯性も兼ね備えており、外構工事になくてはならないものです。

門扉の種類は、片開き、両開き、引き戸と種類が複数あり、材質によっても相場は変動がありますが、門扉の設置費用はおよそ10万円〜40万円、取り付け工事が3万円〜5万円が相場です。

ガレージ・駐車場

車を所有している人にとって、駐車スペースは必須です。

駐車スペースにはオープンタイプ、カーポートタイプ、ガレージタイプと種類が3種類

あり、舗装方法もコンクリート、アスファルト、砂利、芝生と材質は複数あります。

駐車する台数や広さによっても相場は変動しますが、一般的なコンクリート舗装の場合、車2台分を30平米として30万円が施工目安です。地域や業者によっても相場にも大きな幅があります。

バルコニー

洗濯や休日をゆったり過ごすために、バルコニーは外せない外構工事です。新築でバルコニーを導入する場合、費用相場は50〜100万円前後の幅を持って考えておきましょう。バルコニーを後付けしたり、拡張するリフォームを行う場合はおよそ30〜40万円が必要と言われています。

外構工事のタイプは3つ!それぞれの特徴とメリットを解説

外構の全体像をどのようなものにするのか検討しましょう。

外構のタイプには、3種類あります。見た目やデザインの好みに大きく関わるため、選ぶ外構のタイプでお家の雰囲気がガラッと変わりますよ!

オープン外構

オープン外構は、門扉やフェンスを設置しない開放的な外構のつくりです。欧米の郊外住宅をイメージすると良いでしょう。周りに境界線がないため、風通しがよく広々とした印象を与えてくれます。一見、敷地への侵入が簡単そうでセキュリティが低いようにも思えますが、見通しが良いことから実は防犯性も高いのが特徴です。シンプルな作りで外構工事の費用も抑えられますよ。

クローズド外構

クローズド外構は塀やフェンスの設置により、防犯性が高いことが特徴の外構です。周囲からの視線を感じることが少ないので、プライバシーを確保できます。視覚的に閉塞感はあるものの、小さなこどもやペットが飛び出すことを防ぐ機能を果たしてくれます。

セミクローズド外構

セミクローズド外構は、オープン外構とクローズド外構の中間と言えます。敷地の一部は堀やフェンスで隠して、駐車場や玄関アプローチはオープンにするなど、両者のメリットが採用された作りと言えます。日本の住宅事情に合ったタイプで、多くの住宅がセミクローズド外構を採用しています。

外構工事の費用を抑えたい!相場よりも安くするコツを紹介

外構工事はこだわり出すとキリがありません。本当に必要な設備を吟味して、まずは余白のある外構作りから始めることをおすすめします。

できるだけ外構工事の費用を抑えて、お得に理想のお家を手にするために3つのコツをご紹介します。

相見積もりを取ろう

業者選定について、相見積もりを取ることは非常に大事です。必ず3社以上見積もりを取るようにしましょう。

一括見積もりサイトを利用すれば、手間も省けて評判の良い業者が見つかりますよ!価格以外にも理想のお家づくりに適した業者なのか、過去の評価や業者の応対などを参考に業者選定をしましょう。

専門業者に依頼しよう

大手ハウスメーカーに依頼すると、保証がしっかりしている代わりに施工以外の経費を取られることがあります。

専門業者に頼むと、無駄がなく施工費用を安く抑えられます。専門業者は最前線で動いているため、デザイン性に優れた外構や依頼者の要望に沿った工事を実現してくれますよ。

外構工事の専門業者といっても幅が広いため、質の良い業者を見つけるのが難しいことがデメリットです。事前によく調べて依頼しましょう。

DIYで工事しよう

外構工事はDIYと相性が良いです。安全性に問題がない部分については、ご自身でDIY工事を取り入れるとよいでしょう。

庭に人工芝を敷いたり、玄関のライトや照明、物置小屋の設置など、ホームセンターの材料でできる箇所は、業者を依頼せずDIYすれば、愛着も増しコストを抑えることができます。

まとめ

外構工事の種類と相場について解説しました。外構工事は施工内容やデザイン、選ぶ材質によって予算が大きく変わります。また、業者選定や工事の時期、地域によっても相場は上下します。どのような外構にするのか、全体像を掴んで細かい部分を調整していくのが良いでしょう。

よく検討せず外構工事を済ませた後、使い勝手の悪さを感じることもあります。外構工事のリフォームや後付け工事は容易ではありません。内装や住宅設備ばかりに目がいってしまいがちですが、子どもの成長や家族のライフスタイルの変化を見込んで、外構工事も細部までよく検討しましょう。