住宅の窓ガラスに貼れるガラスフィルムの種類と効果 |

近年の新築住宅は、非常に厚みのあるガラスを使用していますし、ペアガラスを使用している住宅もあるでしょう。
「これなら安心」と思ってしまう人も多いですが、実はそれだけでは不十分なのです。
様々なリスクから身を守るためには、「ガラスフィルム」を貼るという選択肢がとても重要です。
そこで今回は、「住宅の窓ガラスに貼れるガラスフィルムの種類と効果」について解説していきたいと思います。

ガラスフィルムの種類と効果

ガラスフィルムと呼ばれるものは、その効果が1つとは限りません。

外部からのどのようなリスクに対処するかによって、その種類を選ばなければならないのです。
具体的にどのような種類があるのかを挙げていきましょう。

日射調整フィルムで眩しさと暑さを和らげる

日当たりが良い家はとてもポジティブなイメージがありますが、日当たりが良すぎるのも意外と大変だったりします。

カーテンを閉めると暗くなってしまいますし、開けておくと直射日光が入り過ぎて眩しい（そして暑い）というケースもあるでしょう。
そんな時でも、「日射調整フィルム」を貼ることで眩しさや暑さを軽減することができます。
日当たりが良く眩しさを感じると、部屋の中でも居心地が悪くなってしまいますよね。
その点日射調整フィルムであれば、可視光線の透過率をカットしてくれるので程よい明るさを維持することができるのです。

飛散防止フィルムで災害や事故対策

窓ガラスは強い衝撃を与えることで割れてしまいますよね。

ふとした時に固い物や重い物が窓ガラスに当たってしまいガラスが割れてしまうこともあるでしょう。
また、小さなお子さんがいる家庭では、不注意から窓ガラスが割れてしまうこともありえます、
他にも、台風や地震などの災害時にもガラスが割れてしまう可能性があります。
そういうことが起きてしまうと、ガラスの破片によって大怪我を負ってしまうリスクが高まってしまいます。
ガラスは割れると周囲に飛び散ってしまいますので、複数の人が怪我をする可能性もあります。
飛散防止フィルムをガラスに貼り付けることで、ガラスが割れて飛び散るリスクをかなり軽減することができるのです。

目隠しフィルムでプライバシーを守る

日光の明かりを取り入れたい気持ちはあるものの、外からの視線が気になるという人もかなり多いかと思います。

家の前が大通りであったり、隣の家やマンションの窓から家の中が見えたりする場合は、透明の窓ガラスだと除かれてしまうリスクがありますよね。
シャッターやカーテンを閉めてしまうと日光を取り入れられないので、悩んでしまうものです。
そこで、目隠しフィルムを貼るという選択肢が有効となります。
フィルムを貼ることで、十分な日の光を取り入れながらも部屋の様子が隠せるので、安心して過ごすことができるようになるのです。

貫通防止フィルムで防犯対策

一昔前よりも人々の防犯に対する意識が高まっているので、空き巣といった犯罪件数は減少傾向となっています。

それでも油断をしていると窓ガラスを割られて侵入され、空き巣被害に遭ってしまう可能性があります。
空き巣被害で一番多いのは鍵を閉め忘れたことによるものですが、その原因に次いで多いのが「ガラス破り」なのです。
しかし、貫通防止フィルムを貼っておけば、その被害の可能性をかなり低くすることが可能となります。
フィルムを貼ることで絶対に割られないというわけではありませんが、中に入るまでに時間が掛かるので、途中で空き巣犯が諦める確率が高くなるのです。

UVカットフィルムで紫外線対策

近年の紫外線量は一昔前と比べて高くなっていますよね。

「家の中にいれば安心」と思う人もいますが、実際は屋外の80％の量の紫外線が窓ガラスを通り抜けてしまうのです。
さらに、新築住宅の部屋の真っ白な壁は、日光を反射させてしまうので、紫外線も反射してしまいます。
屋内にいたとしても、長時間過ごせばかなりの量の紫外線を浴びることになるわけです。
そういったリスクを防ぐためにも、窓ガラスに「UVカットフィルムを貼る」という方法を実践してみましょう。
透明なUVカットフィルムであれば、屋外から降り注ぐ紫外線を99％以上カットすることができます。
肌や髪の毛のダメージを減らすためにも、UVカットフィルムを貼る選択肢を検討しましょう。