フロアコーティングについて

フローリング専用の塗料を塗布し、塗膜を形成することによってフローリング材をあらゆるダメージから守る塗膜のことをフロアコーティングとかフロアコートといいます。

同じような床用塗装物にワックスやマニキュアなどがありますが水性のため耐水性や耐久性、耐薬品性などは乏しくフローリングの美観や乾燥予防のために施工されます。フロアコーティングは、一度施工するとフローリングを長期的にダメージから守ります。

フロアコーティングの種類

フロアコーティングの種類には、ウレタンコーティング、UVコーティング、ガラスコーティングやシリコンコーティングなどがあります。その特徴や種類もさまざまになっています。また同じ種類のフロアコーティングでも各会社やメーカーにより特徴も違うので、フローリング材の種類や目的に応じて選択する必要があります。

フローリングの種類

・シートフローリング

合板かMDFの上に木目をプリントした特殊な紙にEBコートやオレフィン樹脂と呼ばれる表面加工を施したタイプのフローリングになります。ほとんどの住宅で採用されています。実際はフローリングに比べて表面がデリケートになっています。

・突板フローリング

合板フローリングまたは複合フローリングと呼ばれています。合板、複合版またはMDFの表面に化粧水木材をスライスしたものをはりつけているフローリングのタイプです。

表面の木の厚みが0,3mm程度のものを突板タイプ、2mm~3mmのものを挽き板タイプと呼び、表面の木の種類で最も効果がな希少価値の高い木を使ったものは、銘木タイプをいいます。

メリット

・比較的キズや衝撃に強くなります。

・天然の木を表面に使っているので木の風合いが活かせます。

・床暖房にも対応可能です。

・表面の床材の種類が選択できます。

デメリット

・表面が乾燥しやすいのでメンテナンスが必要です。

・天然木なので色や柄がまばらになることがあります。

・コーティングのツヤがでやすいです。

無垢フローリング

単層フローリングとも呼ばれていて1枚の板で作られています。木の風合いや香りが楽しめて調湿作用に優れています。また使用する程に劣化するのとは違い、木本来の味を長い時間楽しむことができるのもメリットとなります。

表面を塗装加工してあるタイプはフロアコーティング施工が可能ですが、無塗装の場合はオイルによるメンテナンスが基本です。

メリット

・木本来の風合いが楽しめる。

・使用するほどに味が出てくる。

・高級感がある。

・調湿効果がある。

デメリット

・収縮が激しくて変形してしまう場合がある。

・キズや汚れが付きやすい

・乾燥に弱く、床暖房不可になることが多い。

・メンテナンスが大変です。

フロアコーティングのメリット

耐久性

ワックスの100倍もの耐久性であらゆるフローリングへのダメージを防ぎます。

耐水性

耐水効果で湿気にも強いです。

耐薬品性

アルコール除菌や塩素系書毒液の手入れもできて衛生的に保てます。

キズ防止

擦りキズとか落下キズを防ぎます。

ノンスリップ

滑り止め効果があるので子供や高齢者、ペットの転倒にも効果があります。

防汚性

油性汚れや黒ずみなど汚れの染み込みを防ぎます。お手入れも楽です。

耐熱性

1200℃までの熱に対応できるので熱湯や高温の油のとびはねなどキッチン周りのフローリングも安心です。

紫外線カット

紫外線や乾燥による表面のひび割れを防止できて劣化を防ぎます。

美観

フローリングに美しいツヤを与えて部屋を明るく見せます。

メンテナンスフリー

ワックスの場合は年に2〜3回の塗り直しが必要になりますが、フロアコーティングなら1度の施工でアフターメンテナンスが不要になるのでとても楽になります。

辰技建ではフロアコーティングも各種取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。