シニア世代のリフォーム

年齢を重ね、定年などで退職した後は家で過ごす時間が長くなりますよね。
シニア世代の毎日を楽しく快適で安全に暮らすため、リフォームを考える人も少なくないかと思います。

今回はそうしたシニア世代のリフォームについて、考えていきましょう。

最新機能よりも使いやすさを優先

例えばキッチンのリフォームといえばIHを想像しますが、最近ではガスコンロでも安全に配慮された性能を備えた製品が数多く出ていますので、「使い慣れた直火を使った料理がしたい」という方は従来通りガスを選択されるといいと思います。

そして、汚れに強くお手入れが簡単な加工、高い場所でも簡単に手が届くよう工夫された収納など、最新の機能を備えたキッチンは使う人の負担を軽減してくれます。
すべてを最新にする必要はなく、毎日使う場所だからこそ使いやすさを優先しましょう。

浴室は5年後、10年後を見据えた快適&安全性を優先して

浴室や洗面所は5年後も10年後も快適かつ安全に使えるかがポイント。
温かい部屋から寒い脱衣所に、そして寒い浴室に入って、熱い湯船に浸かる。
こういった温度変化が血圧を変動させ、シニア世代に多い脳卒中や心筋梗塞の要因にもなっています。
今は何も感じなくても5年、10年と歳を重ねた時のため、バリアフリーや手すりなどに加えて、断熱効果のある床材を選ぶことをオススメします。

また高齢者が入りやすいように浅く設計された浴槽や滑りにくい床、力を入れずお湯を出せる水栓の金具、体力を使うお風呂掃除を楽にするための自動洗浄付バスタブなども検討してみてはいかがでしょう。

快適な住まいにするためにオススメなもの

お子さんが家を出た後、夫婦だけで過ごすならおもいきって平屋に建て替えるのもいいですが、お風呂やキッチン、トイレの次にリフォームするなら外張り断熱をオススメします。

外壁を覆うように断熱材を張っていくため、断熱効果はもちろんですが、傷んだ外壁の見た目もきれいになるというメリットがあります。
床暖房でもいいのですが、費用がかかる上に廊下や浴室などは寒いままだったりしますので、暖房や冷房などを使用して家中の温度を快適に保つためにも外張り断熱はオススメです。

子供部屋をリフォーム

家で過ごす時間が増えるからこそ、プライベートな時間を確保することも潤いのある暮らしには必要です。

お子さんの使っていた部屋やスペースを、リフォームで夫婦それぞれの趣味に活用するのはいかがでしょうか。
退職後、四六時中夫婦で顔を突き合わせているのは少々窮屈かもしれません。
書斎や音楽やハンドメイドなど、好きなものに没頭できる時間と空間を確保し、個人の時間を大切にするのも素敵な関係だと思います。
また、安心して暮らすためにはセキュリティも重要です。
玄関だけではなく窓のサッシも忘れずチェックしておきましょう。

クレッセント錠と呼ばれる鍵部分が外部から見えない造りのサッシに変えることも防犯に効果的です。

まとめ

リフォームの際には疑問に思ったことは遠慮なく質問し、納得したうえで発注することが大切です。
そのためには担当者との信頼関係が築けるかどうかも重要なポイントです。

弊社では見積もりから施工、明け渡しまで一連の作業は全て同じ者が担当しておりますので、お客様の要望を伝達し忘れたり聞き間違えるというミスが起こりません。

明け渡し後に「やっぱりここをこうすべきだった」と思われても柔軟に対応いたします。
また、支払金額や工事の大きい小さいに関係なく、親身になって相談に乗ることができます。
費用はもちろんですが、歳を重ねた将来を見据えて、健康で安全かつ、毎日が快適に過ごせる機能や設計に重点を置いた家づくりをしていきましょう。