窓を遮熱する工夫とは?おすすめの方法5選

夏に部屋が暑くなるのは、窓から熱が入ってくることが原因です。日本建材・住宅設備産業協会によると、夏に流入する外からの熱のうち、73%が窓からの侵入によるそうです。

そこで今回は、窓からの熱の侵入を少しでも防ぐためにできる、遮熱の工夫を3つ紹介します。

グリーンカーテンを育てる

直射日光を遮るために、窓の外にツタ製の植物を育てることをグリーンカーテンといいます。朝顔やフウセンカズラなどの見た目も楽しめるものから、旺盛に成長して実も食べられるゴーヤなど、いろいろな植物を選べます。ただしグリーンカーテンは、役割を果たせるほどに成長するまでには時間がかかる点がデメリットです。

外にすだれやよしずを取り付ける

窓の外に竹でできたすだれを下げたり、や葦(よし)でできたよしずを立てかけたりすることでも遮熱できます。カーテンやブラインドのように、日が入るのを防ぐことで、室温の上昇を防ぎます。ただし外に取り付けるので汚れやすいこと、耐久性が乏しいことがデメリットです。

遮熱カーテンに取り換える

カーテンを遮熱機能のあるものに取り換えるのも効果的です。遮熱カーテンには厚手のものとレースタイプのものがあります。厚手の遮熱カーテンは強烈な太陽光をブロックしますが、部屋が暗くなるのが欠点です。レースタイプは、厚手のものほど部屋は暗くなりませんが、遮熱効果は劣ります。

遮熱フィルムを貼る

室内側のガラス表面に、遮熱フィルムを貼るのもおすすめです。遮熱シートはホームセンターや通販でも購入可能で、DIYでも比較的簡単に貼り付けられます。ただし、表面がザラザラしたタイプや、中に網が入っているタイプのガラスには貼れません。とくに網が入ったタイプのガラスは、熱がこもって割れることがあるので使用しないようにしましょう。

内窓を取り付ける

既存の窓の内側に、もうひとつ窓を取り付ける「内窓」も高い遮熱効果があります。夏場の西日が強い部屋なら、内窓のガラスを遮熱タイプにします。内窓は、遮熱効果だけではなく結露や防音、騒音対策としても高い効果を発揮することがポイントです。部屋の気密性も高くなり、冷房効率もあがります。

まとめ

真夏に太陽の日差しを遮り遮熱すると、冷房効率を上げられるので電気代の節約にもつながります。遮熱にはいろいろな方法がありますが、内窓を取り付けると遮熱以外にも結露を防ぐ、騒音対策になるといった効果があります。本格的な夏が来る前に、窓の遮熱対策を考えておきましょう。