気温が高くなってくると、窓を開けて網戸で過ごすことが増えてきます。冬の間は気にする必要のなかった網戸の劣化や破れは、網戸の季節になる前に修理をしておきましょう。
新しく網戸を張り替えるときには、丈夫なステンレス製網戸に交換を検討してみませんか。今回は、ステンレス製網戸の特徴や、どんな家に向いているのかを紹介します。
そもそも網戸にはどんな種類があるの?
一口に網戸と言っても、実はいろいろな種類があります。
もっとも一般的に使用されているのは、ポリプロピレン製の網戸です。安価に購入できますが、耐久性に欠けるので、5年程度で張り替えが必要です。ほかにはポリプロピレンよりも線が太く強度のあるポリエステル製、ガラス繊維をポリ塩化ビニールでコーティングしたグラスファイバー製などがあります。
そして網戸の中でもっとも耐久性に優れ、15〜20年以上使用している人もいるのがステンレス製の網戸です。
ステンレス製網戸の特徴
ステンレス製網戸は、素材がステンレスなのでさびにくいことが一番のポイントです。海が近いエリアであっても劣化が少なく、高い耐久性を誇ります。
風を通しやすいのはもちろん、汚れもつきにくいので、お手入れに手間がかかりません。ステンレス製なので丈夫で、一般的な網戸のようには簡単に破れないこともメリットです。
ただし、ほかの網戸と比較すると価格は高めな点には要注意です。
ステンレス製網戸が向いている家
ステンレス製の網戸は丈夫なので、ペットや小さな子どもがいるご家庭に向いています。普通の網戸であれば、ネコが爪を立ててしまうとすぐに破れてしまいますが、ステンレス製網戸なら、その心配がありません。
また小さな子どもがいるご家庭では、子どもが家で遊んでいるときにボールやおもちゃを網戸にぶつけてしまったり、転んだ勢いで手足が網戸にぶつかったりして、突き破ってしまうことがあります。そんなときでも網戸がステンレス製なら、破れる心配は不要です。
ステンレス製網戸は初期費用が高くつくことがデメリットですが、10年、20年と使用できるので、コストパフォーマンスは高くなります。
まとめ
ステンレス製網戸は、価格は高くなりますが、破れて張り替えるといったメンテナンスからは解放されます。ただ、普通のはさみでカットできないなど、DIYで張り替えるのは少し難しいかもしれません。ステンレス製の網戸に張り替えるときには、リフォーム会社などに相談してみてくださいね。