フローリングをリフォームするときの床材の種類と選び方

床は壁や天井と同じく、部屋の広い面積を占めるため、部屋の雰囲気を大きく左右する要素です。

今回は、フローリングが傷んできてそろそろ床材を張り替えたいなとご検討中の方に、床材の種類と選び方をご紹介します。

無垢材フローリングの特徴

無垢材フローリングは、切り出した木材をそのままフローリング用として加工したもので、ナチュラルで自然な雰囲気のお部屋を演出するには最適です。

パイン材や杉板など、使用する木材の種類によって色味や強度が違うのが特徴で、必要な場合にはワックスなどで着色もできます。

しかし天然素材の無垢材フローリングは、湿度によって膨張したり収縮したりするので、場合によってはソリや割れが発生する可能性も。

天然木なので経年とともに味がでてきますが、水分に弱く汚れやすいため、定期的なメンテナンスも必要です。

複合合板フローリングの特徴

複合合板のフローリングは、合板の上に天然木の薄いシートや化粧シートなどを貼り付けたもので、無垢材のフローリングと比較すると汚れに強いのが特徴です。

色の種類も多いため、お部屋のイメージにぴったりあったものを見つけられる可能性も高いでしょう。

比較的強度もありますが、傷が深くまで入ってしまった場合には、中の合板が見えてしまうこともあるので注意が必要です。

床材の選び方

リフォームするときにどの床材を選ぶのかは、お部屋の雰囲気や家族構成、そして予算によっても違ってくるでしょう。

無垢材のフローリングは、素足で歩いても肌触りがよく、なにより自然な雰囲気が魅力です。複合合板のフローリングと比較するとコストが高めですが、無垢材フローリングは寿命が長く、メンテナンスさえきちんとすれば30年でも50年でも長持ちします。

しかし水分や傷には弱いため、小さなお子さまがいて食べ物をこぼす、あるいはオモチャを落とすようなことが多い場合には、傷や汚れに気を遣うかもしれません。

一方、複合合板フローリングは、防水加工が施されていて傷や汚れに強いため、お子さまがいても安心です。バリエーションも抱負なので、「滑りにくいものがいい」「防音性のあるものがいい」などニーズに合わせて選べることも魅力でしょう。

無垢材フローリングと比べると、コストも低く抑えられますが、吸湿性などは期待できず、また素足での肌触りも劣ります。寿命も10〜20年と、無垢材よりも短めです。

どちらの床板を採用するのかは、お部屋の雰囲気や予算など、いろいろな要素を考慮して決めるようにしてください。

まとめ

無垢材フローリングと複合合板フローリングは、それぞれ長所と欠点があり、ご家庭によってどちらがよいかは異なります。

床材の選び方や床板の張り替えについてのご相談は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。