日当たりや風通しを良くして湿気やダニやカビが発生しにくい衛生的な環境を作る、加湿器や空気清浄器を使用して花粉やホコリやウイルスや悪臭や菌を取り除く、和室の畳や障子や襖の張替えを定期的に行い機能性や審美性やインテリア性を損なわないようにする、収納スペースを増やして部屋が物で散らからないようにする、トイレやお風呂やキッチンや洗面脱衣室や洗濯機置き場などの水まわりの点検を定期的にしてもらう、セキュリティレベルの高い鍵やシステムを導入して防犯対策をするなど、
住宅において安全で快適で安心で便利な暮らしを実現させるためにすべきことはたくさんありますが、フローリングの張り替えもその一つです。
築年数が古くなると住宅のあちこちが劣化し始めますが、フローリングも年月を重ねるにつれて劣化していきますので、定期的な張り替え作業が必要です。
張り替えのタイミングについてですが、10年に1回程度が理想的です。床を踏んだ時にきしむ音が鳴り響いたり、表面が剥げたり汚れや色褪せが目立ち始めたら張り替え時です。
張り替えを行う前に、まずはフローリングの種類について知っておきましょう。多くの住宅で用いられているポピュラーなものとして、合板と無垢があります。
合板フローリングはその名の通り複数の木板を貼り合わせて作ったフローリング材で、価格のリーズナブルさが魅力的です。その他のメリットとしては、表面加工を行っているので年月が経っても色や質感などの見た目の変化が少ない、温度や湿度など環境の変化に強く伸縮したり反り返ったりして変形する心配が無く高い安定性を維持することが出来る、表面がコーティングされているのでワックスをかけなくても汚れにくく傷もつきにくい、バリエーションが豊富なのでインテリアにぴったり合うデザインが選べる、施工が簡単なので短時間で作業が完了するなどがあります。
多機能でリーズナブルであるというのが、合板フローリングの特徴です。無垢フローリングは、スギやヒノキやオークやチェスナットやパインなどの木から削った天然のフローリング材で、ナチュラルで木のぬくもりが感じられるというのが最大の魅力です。
木を切った断面の模様がそのままフローリングに反映されるのでオリジナリティ溢れる洗練されたお洒落な雰囲気が出る、年月の経過に伴い変化していくので使えば使うほど味が出て様々な表情を楽しむことが出来る、調湿作用に優れていて室内の水分を吸収してくれるので湿度が高い梅雨の時期でも快適に過ごせる、ひんやりとした感覚が無いので冬場でも暖かく過ごせるなどのメリットがあります。
木のぬくもりや味があり夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごすことが出来るというのが、無垢フローリングの利点です。
フローリングの張り替え方法についてですが、作業方法は大きく分けて2種類あります。
既存のフローリングの上から新しいフローリングを重ねる重ね張り、既存のフローリングを剥がして新しいフローリングを張る張替えがそれにあたります。
手軽さやスピーディーさを重視するなら、重ね張りがおすすめです。
施工が簡単なだけではなく、コストも抑えられます。重ね合わせるのでフローリングの強度がアップするというメリットがありますが、その分厚みが増しますので周りの環境にも配慮しながら施工を行うべきです。
新しさや綺麗さを重視するなら、張替えを選びましょう。
古いフローリングを剥がしてから新しいフローリングを張るので、厚みが増すこともありませんし、剥がしたときに下地の状態をチェックすることが出来るというメリットがあります。
重ね張りよりも時間や手間を要しますし、施工にかかる費用も高くなります。