和式から洋式にトイレ交換 注意すべきポイント

トイレの個室内の雰囲気のみならず、使用時の姿勢も大きく変化させられるのが和式から洋式にするトイレリフォームであり、行う事によって温度が調節可能な便座が利用可能になるなどの恩恵も受けられます。

そのような和式から洋式にトイレリフォームを行う際には、便器の形状に限らず床面の作りに関しても異なるといった注意すべきポイントを事前に把握しておくと、より良い仕上がりにする事ができます。

和式は便器の部分が高く設計されている事例が多いので、基本的にはそのままの状態で設置する事が不可であるため、高く設計されている部分を壊してから新設していく事になります。

個室内の床面の全体を対象として工事をしていく事を把握しておけば、要する費用について前もって考えられるようになりますが、同じく費用について考えておくと良いのが電源についてです。

今日の洋式では着座した際に肌が触れた部分が温かく感じられるように機能が搭載されていたり、利用後にお湯で洗えるようにウォシュレット機能が搭載されているタイプが多いです。

ウォシュレットというのは、便座やコントロールパネルから伸びている電源コードをコンセントに挿入して電源供給をする事によって利用可能になるので、個室内にコンセントを用意する必要が生じます。

元来和式の便器が設置されていた個室内はコンセントが1つも設置されていなかったり、差込口が1つのみしか設けられていない事が多いため、ウォシュレットを利用するには新たにコンセントを設けます。

1段高くなっている床を無くしてフラットにしつつ、電気設備を整えてコンセントを用意するためには3日間から4日間の工事期間を必要とするので、工事期間中の住宅内での過ごし方についても前もって計画しておきましょう。

また、トイレリフォームをする時に注意すべきポイントは気になった点をピンポイント的に施工していくのではなく、空間全体を一纏めにしてトイレリフォームを行う事です。

便器や壁面、床面などを異なるタイミングでリフォームした場合に比べて要する施工期間が短くさせられるため、普段の生活とは異なるライフスタイルを送る必要性も最小限に抑えられます。

トイレというのは長年の利用によって染み付いた香りや汚れなどが存在しているので、トイレリフォームを別々に行うと便器や壁面が新築物件のように見えるものの、床面の見た目や床面から漂う香りが気になるという事になります。

空間全体を一度に一纏めでリフォームした方が各部との差異が気にならなくなりますし、一度に施工を依頼した方が業者により良いプランの提案をしてもらえる事もあります。

さらに、個室内に段差が存在しているものの段差を撤去したくないと考えている場合には、現状の和式便器の上に洋式の便座を取り付けるタイプを利用すると良いです。

業者に依頼せずに個人的に作業を完了できるほど簡単に変化させられる方法ですが、業者に依頼すると便器内の水の流れなども考慮して施工してもらえるようになります。

加えて、和式から洋式のトイレに変化させる時に最も従来の印象や使い方と変化させられる方法として挙げられるのが、便座の後方にタンクが存在していないタンクレストイレにする事です。

タンクレスは洋式の中でもまだ珍しいタイプですが、一見した時に洗練された印象が感じられるのと同時に、物理的にタンクが存在していない事によって空間を広々と利用できるようにもなります。

尚且つ、タンクレストイレの場合はタンクに水道管を接続するのではなく便器と直接的に接続するので、これまでと同じような使い方をしていても節水の作用が感じられるようになり、地球環境を守りつつ出費も抑える事が可能です。